余震に警戒せよ!~備えあれば憂いなし

こんにちは!EPCOATの株式会社ジェブ、太田猛也です。

大きな地震がありました。最初はそれほど大きな被害はないのでは?と思いましたが、続報により、徐々に被害者の数も増えました。小さな命が犠牲になるのは、本当に悲しいことです。

ほぼノーマークだった有馬―高槻活断層の怖さも知りました。これまで政府の地震調査研究推進本部による有馬―高槻活断層地震発生の確率は「0~0.03%」と言われていましたから、これを見ると確率の信憑性なんてあってないようなものです。

・・・というと日夜研究に勤しむ学者のみなさまに申し訳ないのですが、様々な異なる仮説での検証が必要な地震予知は、とても複雑で難しいものです。また、経済界にも影響があるので、なんらかの調整や圧力とも戦わざるを得ないのだと思います。

当たっただの、ハズれただのと研究者を批判したりSNSを炎上させるなんて、まさに天に唾を吐く行為なので、一般市民も慎みたいものです。「今回は当たらないでよかったね。でもお陰で備えが出来たよ」というくらいの余裕を持ちたいものですね。

株式会社ジェブ 大阪ショールームは旧船場吉兆のビル

弊社も大阪の「堺筋本町駅」徒歩3分の好アクセスな立地に、支店とショールームを構えています。地震の当日にアポイントいただいていたお客様も、スタッフも、みな無事でよかったのですが、安全を第一に考えてご予約のいくつかは延期しました。

大阪のスタッフにも、気を抜かず警戒を続けるよう伝え続けていますが、どうぞみなさまも、くれぐれも余震には気を付けて下さい。

熊本大地震のように、少し時間が経ってから本震が起こる可能性もあります。熊本は、二回目の地震で亡くなった人の数の方が多いのですから、油断禁物なのです。

富士山も「休火山」と言われていますが、れっきとした火山です。宝永噴火から300年も沈黙を守っているからといって、火山の太古からの歴史を考えたら、ほんのひと休みと言ったところかもしれないし、過去の休止期間もそれくらい長かったのですから油断はできません。

この美しい富士の忍野八海は噴火の産物

また、日本に限ったことではなく、2018年は世界的に地震や地殻変動、天変地異が多い一年になると言われています。もうじき今年も折り返しますが、先日のハワイ島の噴火など、前半だけでもかなりの数の地震や噴火が起きていますよね。

今回の大阪内陸地震だって序章にすぎないかもしれません。「気象庁の見解によると今回の地震は南海トラフとは無関係だ」という楽観的なニュースがNHK他さまざまなメディアで流されていますが、果たしてそうなのでしょうか?

過去に南海トラフ地震が起きたのは12回。直近は1946年、一番古い記録は684年。

昭和と平安に短い間隔で二度地震が続いていますが、これは前震と本震と考えられるので、実質は10回ほどでしょうか。

そう考えると周期は90年~250年おきなので、確かに次に南海トラフ地震が起こるのは20年くらい先では?と考えているのかもしれません。

ですが、もっと大きな地球規模、宇宙規模で考えた場合、この統計はあまりにデータが小さすぎて統計の意味をなしません。

注目すべきは、以前の南海トラフの時にも前兆として西日本の内陸で地震が起きているということ。今回もまさに内陸で地震が起きているので、全く無関係という発信をして、国民が油断してしまうのは心配でなりません。常に南海トラフの危険性を頭の隅において、備えて行きたいものです。

地震は、震度や規模の大きさだけでなく、震源地の位置や深さによって被害が大きく変わります。それによって、大きな地震でも被害が小さいこともあれば、逆もあります。

これを機に、西日本以外のみなさんも警戒を続けて、地震に備えましょう。お子さんのいるご家庭は、通学路を一度そういった視点で歩いてみるのも良いでしょう。

海や川の近くの町なら、今回の悲劇のような古いブロック塀をチェックしたり、暗渠(あんきょ)の位置もチェックしてあげたいですね。

暗渠というのは、昔のドブ川にフタをしたり舗装されていたりして、一見下に水が流れているように見えないのですが、津波や洪水によって水かさが増すとフタが外れてドブ川が露出します。暗渠のフタやマンホールのフタも凶器に変わります。

小さい子供たちの命を守るためにも、ぜひ登下校の道や、普段お子さん同士で遊に行く公園、児童館、図書館などご自宅周辺の環境もチェックしておきたいですね。

煽りや脅しではありません。取り越し苦労なら、それはそれでよいことです。地震列島に暮らしていることを自覚して「これまでの常識を疑おう」ということなのです。

しっかりと先手を打って、みんなで前向きにサバイヴしていきましょう!!

 

本日もご拝読いただき、ありがとうございました。