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EP-InspectDrone

従来の点検方法(打診)
との違い

これまで、マンション等の⾼層建造物の点検には⾜場を組む必要がありました。
そのため足場設置のコストがかかったり、調査員が⾃ら⾜場に登って打診を⾏うため、転落のリスクがありました。
外壁の浮きを判断する為に従来よりハンディ⾚外線カメラを使⽤する調査⽅法もありますが、⾜場を使⽤しない場合、⾼層建造物の外壁に対しては正しく診断を⾏うことが出来ません。

ドローンによる建物診断を行う場合、それらの問題が解決できます。
足場が不要となるため、コストや工期、リスクの削減が可能となり、面倒だった建物診断を手軽に行うことができます。
また、赤外線カメラで正面から撮影することが出来るため、高層階でも高精度で正確な診断を行うことが可能です。

打診点検イメージ
  • 仮設設備不要の安全な低コスト点検

    仮設設備不要の安全な低コスト点検

    従来の点検を行う際には足場、ゴンドラといった仮設設備の設置のみで数百万円以上かかりますが、ドローン飛行に仮設設備は不要です。 適切な運用により事故リスクも限りなく0に近づきます。

  • ゴンドラは足場の1/3、ドローンはゴンドラの1/10以下

    ゴンドラは足場の1/3、ドローンはゴンドラの1/10以下

    設備の仮設期間だけで足場は最大1ヶ月程度、ゴンドラは最大10日程度かかることがありますが、ドローン外壁点検は最短半日程度で準備から撮影調査まで完了する事が可能です。

  • どの階でも、どの位置でも⾼精細な画像で⽐較検証も容易に

    どの階でも、どの位置でも⾼精細な画像で⽐較検証も容易に

    赤外線画像は対象からの撮影位置で品質が大きく左右します。自由自在に上下左右の移動が可能なドローンであればマンションの高層階も地上と同じ画角で、かつ高精細な画像で品質の高い調査を行うことが可能です。

赤外線カメラを使えば隠れた問題も撮影できます

撮影する⾚外線画像は、実務経験豊富な有公的資格者の管理の下で精度の⾼い解析業務を実施致します。 ドローンの調査⾶⾏に関しても、⾶⾏経験豊富なパイロットにより、⾼い技術と安全性を確保した上で行います。

赤外線調査の仕組み

赤外線調査の仕組み

建物外壁のタイルなどに浮きや剥離した部分があり、躯体と仕上げ材の間に隙間があると、熱伝導が低い空気層が存在する事にないます。 その為表⾯温度が⾼くなり、赤外線カメラで劣化箇所の特定ができます。同様に、これまで発⾒しづらかった漏⽔点検も同時に⾏う事が可能となります。

点検項目

赤外線画像解析ソフトのご紹介

赤外線画像解析ソフトイメージ

赤外線カメラが撮影した静止画(JPEGファイル)を、FLIR社の解析ツールで解析します。

  • 【解析機能例】
  • ・カラーパレット変更
  • ・温度スパン変更
  • ・アイサーモ(指定温度以上のみ表示)利用
  • ※静止画像のみ解析可能
解析イメージ

ドローン点検のメリット

ドローンによる外壁点検は、従来の打鍼法と比べて様々な面でメリットがあります。 しかしドローン点検の弱点もあるため、全てにおいて優れているわけではありません。 ここでは、ドローン点検と従来の調査法の違いやドローン飛行時可能となる条件について紹介します。

横にスワイプで詳細が見れます
項目 ドローン×⾚外線調査 従来の調査⽅法(打診法)
コスト
◎ ⾜場等、仮設設備の設置不要
✕ ⾼層建造物の調査は仮設⾜場が必要
診断品質
◯ 使⽤カメラ性能及び解析者の経験による
◯ 診断者の経験と感覚による
診断期間
◎ 1⽇でマンション1棟を調査可能
✕ 仮設⾜場が必要な場合は複数⽇を要する
気象条件
△ 天候の影響を受ける(⾬天・曇天不可)
◯ 天候に左右されにくい
外壁への影響
◎ ⾮接触の為、外壁への影響無
△ 浮きの広がりや剥離発⽣の可能性有
居住者への配慮
◯ 騒⾳⼩だがプライバシーへの配慮は必要
✕ 仮設設備設置、調査に伴う振動・騒⾳の発⽣

ドローン点検が可能となる条件

ドローンを使⽤した外壁調査も万能ではありません。 調査における制約は主に下記2点となりますが、低コストを維持しつつ⾼品質な外壁点検を提供する為、弊社ではドローン外壁点検におけるデメリットを補うパッケージをご提案しております。

  • 天候・日照の影響

    天候・日照の影響

    赤外線調査は対象物との温度差を利用します。 日光が当たらない場合はタイルやモルタルの浮き部分と正常部との温度差が生まれない為、雨天・曇天時や北面は不向きを言われます。

  • 飛行可能エリア

    飛行可能エリア

    法的に規制された場所や建造物と建造物の間が狭い場合など、物理的に危険が高く、ドローン飛行不可の場所では点検が出来ません。 ※飛行に関する法的規制は地方航空局等、該当規制の管轄省庁への申請により可能となる場合があります。

調査の流れ

お問い合わせから調査後の報告書作成までの流れを紹介いたします。 通常、お問い合わせ頂いたタイミングから1~2ヶ月で終了となります(繁忙期や報告書の作成に時間がかかる場合はもう少し長くなります)。

調査の流れ 調査の流れ

よくあるご質問

  • 費用は打診による調査と比べてどのぐらい違いますか?

  • ドローンを用いた赤外線調査は、高所作業車や足場を必要としないため、打診による調査と比較してコストを抑えることが可能です。
    一般的に、30〜50%のコスト削減が期待できます。
    また、迅速な調査が可能なため、人件費や時間の節約にもつながります。

  • マンションの場合、一棟にかかる時間はどのぐらいですか?

  • マンションの規模や構造にもよりますが、一般的な10 階建てのマンションの場合、約1〜2 日で全ての外壁や屋根の調査が完了します。
    従来の方法と比べて大幅に時間を短縮できるため、住民の皆様への影響も最小限に抑えることができます。

  • マンション住人のプライバシーは確保されますか?

  • はい、プライバシーの確保には万全を期しています。
    ドローンの飛行ルートは外壁や屋根に限定されており、住人の部屋内部を撮影することはありません。
    また、事前に住民の皆様に調査の日時を通知し、プライバシー保護に努めます。

  • ドローンの落下の心配はありませんか?

  • 当社のドローンは最新の技術を搭載しており、GPS や障害物検知システムを備えています。
    また、経験豊富な操縦士が操作するため、落下のリスクは極めて低いです。
    さらに、万が一に備えて保険にも加入していますので、安心してご利用いただけます。

  • 梅雨の時期など天候が悪い時期は調査に向いていませんか?

  • ドローンによる赤外線調査は、強風や雨天時などには実施できません。
    天候が悪い時期には、調査スケジュールを柔軟に調整し、最適な条件で実施するように努めています。
    そのため、調査が予定より遅れる場合もありますが、必ず安全を優先いたします。

  • 依頼から調査を開始するまでにどのぐらい時間がかかりますか?

  • 調査の依頼を受けてから具体的なスケジュールを調整し、通常は2 週間~ 1 ヶ月以内に調査を開始できます。
    ただし、繁忙期や調査対象の規模によっては、多少の時間がかかる場合もあります。
    お急ぎの場合は、できる限り迅速に対応いたしますので、ご相談ください。

  • 調査の上で建物の不備が見つかった場合、修繕は可能ですか?

  • はい、調査結果を基に修繕のご提案も行っております。
    不備が見つかった場合には、報告書とともに修繕計画をご提供いたします。

価格について

ドローンによる撮影から法定点検(12条点検など)に対応した調査と報告書を行った場合の、一式の参考費用について以下に記載致します。 EP-INSPECT DRONEでは、報告書作成まで対応するプランの他に、写真データ渡し、赤外線データ提供など、段階に応じて費用のご相談をいただく事が可能です。

  • CASE1 CASE1イメージ
    建物概要 RC造7階建(27戸)
    調査面積 1,659㎡
    費用 約830,000円
  • CASE2 CASE2イメージ
    建物概要 SRC造12階建(44戸)
    調査面積 3,563㎡
    費用 約1,780,000円
  • CASE3 CASE3イメージ
    建物概要 RC造10階建(53戸)
    調査面積 3,148㎡
    費用 約1,580,000円
※建物画像は実績ではなくイメージです

使用機材について

調査に使用する機体は基本的に国が認めているDJI社製品を使⽤しています。

DJI Matrice 300 RTKの紹介 DJI Matrice 300 RTK
⾚外線カメラ(DJI XT2)/ 各種センサー(GPS 等)/ ツインジンバル/ 可視光(光学30 倍ズーム)+⾚外線カメラ(DJI H20T)/
DJI Zenmuse H20T(赤外線カメラ)の紹介 DJI Zenmuse H20T(赤外線カメラ)
操縦プロポの紹介 操縦プロポ
パワフルなズームカメラ 23倍ハイブリット光学ズーム、最⼤200倍ズーム、20 MP 1/1.7インチCMOSセンサー、動画解像度:4K/30fps 広⾓カメラ 35mm判換算焦点距離:24 mm、DFOV(対⾓視野):82.9° 12 MP 1/2.3 CMOSセンサー レーザー距離計 範囲:3 m 〜 1200 m 精度:± (0.2 m + D×0.15%) 放射分析サーマルカメラ DFOV(対⾓視野):40.6° 解像度:640×512、フレームレート:30fps 温度分解能:≤ 50mk@f1.0 (NEDT)
法定点検にも対応した今の時代の建物診断【EP-インスペクトドローン】